9年間続けたピアノがトラウマになった話

 

私は小学1年生から9年間ピアノを習っていました。

とある出来事をきっかけに、ピアノがトラウマになった話を書いていきます。

 

私は小学1年生からピアノを習い始め、最初はとても楽しくて

ピアノが大好きでした。

 

小学5年生の時に、卒業式で伴奏をしました。

 

終えた後に、母に電話がかかってきて

 

「piroちゃんのピアノにとっても感動した」

 

とある6年生の保護者の方から、そういわれたそうです。

それを聞いた私はとても嬉しくて、さらにピアノを頑張っていきました。

 

 

 

そうして中学にあがり、昼休みに

音楽室でピアノをひいていたことがありました。

そうすると、だんだん人が集まってきて、気が付くとピアノの周りは

人で囲まれていて、プチコンサート状態になっていました。

 

 

そう、この時までは順調でした。。

 

 

 

トラウマのきっかけは中学2年生の秋。

文化祭の合唱コンクールでのクラスの伴奏を頼まれました。

 

私の学校は曲を決めるのが遅く、個人的には2か月前にはもう伴奏の練習に取り組みたいのですが、いつも曲が決まるのは1か月を切ってからでした。

 

 

それからは毎日必死に練習しました。

しかもその曲のピアノ伴奏は、難しくて

例えるならばクラシックを1曲弾くような感覚でした。

 

それを少ない時間の中で完成させるのは本当に大変でした。

 

それからの音楽の授業はとても憂鬱で。

みんなの前でピアノを弾くことも緊張するのに、

さらに当時の音楽の先生はとても恐ろしかったのです。。

 

私には、ハウルの動く城にでてくる荒れ地の魔女に見えていました。

 

 

上手く弾けなくて、ピアノを

バーン!!と叩かれたこともありました。

 

本当に音楽の授業は憂鬱でしょうがありません。

 

帰りの会での練習や、その他の練習でも

やはりみんなに注目されている中で弾くのは緊張して、止まったらどうしようと思い、精神的にしんどい日々でした。

 

 

 

 

そしてようやく悪魔の合唱コンクールが終わり、私は解放されました。

 

 

 

しかしその合唱コンクールだけではなく

卒業式や、他にも様々なイベントで伴奏を頼まれました。

 

体育館では、歌う人とピアノが離れていて空間も広いので

音がずれて聞こえるのがとても不安でした。

 

 

すごく戸惑ってしまい、その初めての経験が本番中だったので

パニックになりましたが、荒れ地の魔女(音楽の先生)がそれに気づいて

私の隣にきて、トントンとリズムを刻んでくれました。

 

その点は感謝しています。(笑)

 

 

 

 

そうして中学3年生になりました。

 

夏には、NHKの合唱コンの予選にでるといって

伴奏を頼むかもと言われました。

 

その時私は、ピアノの発表会に向けた曲「幻想即興曲」を練習していましたが、

学校での伴奏が優先なので、そちらを集中的に練習し始めました。

 

しかし、音大生の伴奏者が見つかったと言われ、

これで私はもういいなと思いましたが

 

「一応まだ練習しておいて」

 

と言われ、引き続き練習していました。

 

結局NHK合唱コンの伴奏者は音大生の方が務めました。

 

私の練習は無駄になり、

ピアノの発表会の練習の時間が削られただけでした。

 

 

私はいつも伴奏だったので、正直その時は伴奏から解放されてほっとしました。

 

 

 

 

しばらくしてまた文化祭の季節になり、伴奏は当たり前のように私になりました。

 

また憂鬱な期間が始まりました。。

 

やはりまた曲決めは遅かったです。

 

さらにもう一曲全校で歌う曲を頼まれ、そちらも練習していきました。

どちらの曲も昨年よりは簡単だったので、そんなに苦労せずに完成しました。

 

結果は最優秀賞を受賞することができました。

 

 

ただ、2年生の時に刻まれたトラウマのおかげで

ピアノに座ることが嫌になっていたので、それでも練習しなければならないといのが

一番しんどかったです。

 

 

 

ピアノの発表会の曲を練習している最中に、音楽の先生から何曲も伴奏を頼まれたので

結局ピアノの発表会には間に合わなくて、すでに完成されていた別の曲に変.更しました。

 

 

 

そうして高校生になり、今までのこともあって、もうピアノが弾きたくなくなり

部活動も忙しくなったので、9年間続けたピアノを辞めました。

 

辞めてからは数える程度しか弾いておりません。

 

今では今まで弾いてきた好きだった曲も弾けなくなってしまい、

複雑な心境です。

ピアノが弾けなくなっていくのは悲しいです。

 

ですが、ピアノに向かう勇気もありません。

 

また弾けるようになりたいという気持ちはあるので、

気が向いたら勇気をだしてみようかと思います。

 

 

以上、私9年間続けたピアノがトラウマになった話でした。

ここまで読んでくださりありがとうございます。