私が強迫性障害になった話「確認行為が止められない」
私はある時から確認行為がやめられなくなりました。
今思うと、あれは強迫性障害だったのだと思います。
それは小学6年生の後半からでした。
きっかけは、マス目のノートに書いた文字がきっちり真ん中にきていないことが
気になったことでした。
それからは、文字が真ん中にきていない・左右対称になっていないと何度も納得するまで文字を消しては書いてを繰り返していました。
何度もそんなことをしていると疲れるし、イライラしてきて
筆圧も濃くなり、時にはノートが破けることもありました。
中学に上がると、時間割を見ながら持ち物を揃えるときに
絶対に忘れ物をしないようにしなきゃ。。
と思い、何度も何度も確認するようになりました。
確認をしながら
「国語が必要だけど、これは本当に国語の教科書が入っているの。。??」
と自分の目で見ているものも信用できなくなりました。
朝に家を出るギリギリの時間まで確認を続けているので、
毎日走ってバス停まで行き、スクールバスに乗るのがギリギリでした。
それでもたまに忘れ物をする日はあります。
「もっと確認しなきゃ。。」
こうして確認をする時間は増えていき、精神も疲れていきました。
高校時代は、学校のロッカーに教科書がほとんど入っているので、
確認行為はあまりなかったです。
社会人になり、一人暮らしをするようになりました。
私は火事に対する心配がすごくあったのです。
なので出かける前と寝る前は、電気の消灯・ストーブ・コタツ・ヘアアイロンなどのコンセントの確認・ガスコンロの確認を何度もしていました。
何度確認しても、不安なのです。確認の仕方には順番があって、
テレビ→ストーブ→コタツの順番でした。
それがOKならばガスコンロの確認が始まります。
テレビ・ストーブ・コタツの順ですが、途中のストーブで不安になりストップすると、また最初のコタツから確認をしなければ気が済みませんでいた。
ガスコンロは、つまみが「止める」の位置にになっているか・元栓は締まっているかの確認でした。
手で実際につまみを触り確認していましたが、何度もするので
そのうちに位置がずれて点火になっているのではないか、とさらに不安が襲ってきます。
仕事から帰って、戸締りも何度も確認しました。
寝る前は、あと寝るだけなのに確認行為によってそれが中々できず、
本当に疲れました。
自分でも馬鹿なことをしているのはわかっています。
ですがどうしてもやめられないのです。
仕事の日寝坊をしたことがあり、急いで準備をして、そのまま家を出ました。
1度くらいは確認しましたが、その1度だけで済みました。
確認を何度もしないというのはとても心が軽かったです。
1度だけでも大丈夫。。
そう思うのですが、次の日からも確認行為をやめられず、続けました。
気が済むまで確認をしないと、モヤモヤが残るのです。
現在は家にいるので、
その時よりも症状は軽く、火の元を1度か2度確認するだけで夜も眠れます。
彼氏と同棲をしているので、彼氏にも見てもらえば大丈夫。
という風に、自分一人ではないので、前ほど気にしなくなりました。
ですが仕事を再開したらどうなるか自分にもわかりません。
出かける前にもしかしたらまた確認行為をやめられなくなる可能性もあります。
1回見たから大丈夫!と思って生きていきたいです。
これは誰でも発症する可能性がある病気であり、一人で悩まず、病院に頼るべきだと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました。