これってADHD??場面緘黙だった過去と方向音痴

 

 

私は小学生時代、学校で特定の場面で喋ることができませんでした。

それを緘黙(かんもく)といいます。調べてみると、ADHDの可能性もあるようでした。

 

ここからは私の体験談を書いていきます。

 

 

まず小学1年生の時は、楽しく学校生活を送れていました。

 

しかし、その時から上の学年と一緒の掃除の班では、言葉を発することができなかったのを覚えています。

 

あと、なぜか学校でトイレをするのは抵抗があり、家に帰るまでひたすら我慢していました。

 

小学1年生までは学級でも話すことができていましたが、きっかけは2年生にあがったときでした。

 

私の学年は人数が少なく、1つ上の学年と複式学級になり、一気に人数も増えました。

 

同じクラスの子とは、1対1では話せるのですが、授業中のグループ活動など

給食の班体系など、人数が増える場面では言葉を発することができなかったのです。

 

 

自分でもわかりませんでしたが、言葉を発したくてもギリギリで喉に詰まり

声を発することが難しくなりました。

表情もずっと真顔で、授業中先生が面白いことを言ってみんな笑っているのに

私だけ真顔、そんな感じでした。

 

普段喋らない自分が、喋ったらどういう反応をされるんだろう。自分も笑っていいのかな?などと考えてしまって、表情も動かすことができませんでした。

 

授業中は先生の話を全く聞いていなくて、みんなが顔を机に向け、何か書き始めると

隣の人をチラ見して、なんとなくで

今はここの問題を解くんだなと思い、遅れてとりかかりました。

 

 

学校では上手く話せませんが、家に帰ると別人のように騒がしい子供でした。

 

 

ですが学年が上がるにつれて、緘黙の症状はマシになっていったと思います。

 

5年生の時には、男子の背中をパーンと叩く遊び(今思うとゴメンね)が流行っていて

私も男子の背中を叩いていました。

その頃、性格変わった??と言われることが何度かありました。

性格が変わったのではなく、前よりも自分を出せるようになっていました。

 

 

6年生になり、複式学級ではなくなりました。

久しぶりの同級生のみ、1年生の時と同じメンバーです。

複式学級のの時よりも人数が少なくなったこともあり、6年生では完全に自分を出すことができていたので、緘黙は全く無かったと思います。

 

その1年は本当に楽しくてあっという間で、人生で一番楽しい時だったかもしれません。

 

それと6年生の修学旅行で、自分は方向音痴だと自覚しました。

 

 

 

 

そして中学生になりました。

けれど再び授業中や給食の時など、グループの場面で喋ることができなくなりました。

 

あぁ、まただ、、

 

そう思いました。

 

やはり1対1だと話せるけれど、グループになると話せなくなりました。

特に、中学1年の1学期とクラス替えした後の中学2年生の1学期が一番ひどかったと思います。

誰かひとりでもある程度仲がいい人がいれば少しは言葉を発することができるのですが

初めの学期は仲がいい人もあまりいなくて、2学期以降は少しマシになりました。

 

 

高校に入ってからは、完全に喋れなくなる、という場面はあまり記憶にありません。

 

 

そして社会人になり、新入社員の研修がありました。

しかも同じ会社の同期ではなく、様々な会社からたくさんの人が参加していました。

その研修は泊まり込みで2日間あり、常にグループでの活動でした。

 

電話の取り方や名刺の交換の仕方、グループ討論などでした。

 

グループ討論が3回もあり、私はここでも言葉がなかなか出てきませんでした。

自分の意見を生み出すことが私は苦手で、3回ものグループ討論は本当に憂鬱でした。

 

順番に意見を言わなければならなかったので、前の人の意見も組み合わせながら

なんとか発言しました。しかし発言した後は、私の意見変だったかな、、などと考えすぎてしまうのです。

 

その夜ちょっとしたゲームがあったのですが、別室にカラフルなブロックでとある形が作ってあり、一人ひとりそのブロックを見に行って、口頭だけでどんな形だったか、どこにどの色のブロックがあるかを伝え、さらにそれを紙に書く人が一人いて、別室のブロックと全く同じ形・色を導き出す。というグループ対抗のゲームでした。

 

私はブロックを見に行きましたが、どこに何があるか、見てもよく理解できませんでした。

 

 

そうして長い研修を終えました。本当に私には辛い2日間でした。

 

 

社会人なり、自分一人で行動しなければならない場面や、

友人と買い物にいった先で進行方向がわからないということが多くあり、

周りの人よりも圧倒的に方向音痴だということを自覚しました。

 

私は今新しい土地に引っ越しをして1か月以上たちましたが、何度か走っている道路も

あまり覚えられません。

 

 

私は人の言っていることを聞いているつもりでも、途中から追えなくなっていって

結局理解できなかった、ということが多くありました。

言葉として頭に入ってこず、ただの文字として耳に聞こえてくる、そういう時もあり

、ある時調べてみました。

 

そうすると、ADHDに多く当てはまったのです。

空間処理能力が低いこと(方向音痴)や、緘黙についてや、インスタで見.つけたADHDの娘さんをもつ漫画では、「小学校でトイレをせずに家まで我慢していた」というお話もありました。

 

研修のブロックの件も空間処理能力が低くてわからなかったのかもしれないと思いました。(ただのアホの可能性もあり)

 

今までのことから、私はADHDの可能性が高いのではと思いました。

 

 

現在は仕事もしておりませんので、特に困ったことはありません。

彼氏と同棲していますが、今の私は明るく元気です。

やはり大人数は苦手ではありますが。

 

彼氏いわく、私は変わっているらしいです(笑)

ですが一緒にいて飽きない、という風に受け止めてくれます。

 

道が分からなくても、分かるまで何度も優しく教えてくれます。

 

 

私は病院には行っておらずADHDという診断はありませんが

その可能性もある、と自分では思っています。

 

なので、もしも同じような症状で悩んでいる人がいたら、私のように他にも

こういう人がいるんだよ、ということを伝えられたらと思います。

 

経験から、今は緘黙でうまく喋ることができなくても、年を重ねるにつれて多少改善します。

親・友達・恋人など、一人でも理解者がいると心が軽くなるので、一人で悩んでいるのなら、信頼できる人に相談してみるのもいいと思います。

 

 

 

以上になります。

ここまで読んでくださりありがとうございました。